<業界コラム18>
Aタイプの育成
株式会社PSトータルサポート
代表取締役社長 北野良氏
5号機当初はジャグラーが50%なんてホールもあったぐらいです
そこで今回は稼働に応じた戦略をご紹介します
まず稼働状況が
ホール平均6000枚までのお店の場合
ジャグラーや沖ドキなど高価な台を購入しても
採算が合うまで時間がかかります
かといってこのご時世導入して売却すればいいじゃんなどと
言って売却しても次にはめ込む台がありません
代わりになる機械がないのに外しても信頼を失うだけです
ですので買って売ってという戦略はお勧めしません
ということは基本的に費用対効果に合わないということになり
あまり良い戦略とは言えないでしょう
またAタイプ平均稼働の低下にも繋がり
稼働が落ちると皆様もご存じの通り出玉感もなくなります
そして悪循環に陥るケースも少なくありません
こういうお店は安易にジャグラーなどのAタイプの増台は
あまりお勧めしません
資金力があり増台後も売却せずに低粗利で放出でき場合はありですが
それ以外は基本ノーだと考えてください
次に6000~8000枚のホール
このお店は増やしてみる価値ありです
ですがここでの注意点は自店の客層によります
Aタイプなのに夜型のお店
夜に稼働が上がるお店は
昼間のジャグラーの稼働に苦しみます
そして夜のお客様は現状台数だと回転数、大当たり回数などで
台選びが出来ますが
増台によって稼働が割れ、大当たり回数も回転数も減り
台選びが難しくなるというわけです
それよりも昼間安定稼働のある6000~8000枚のお店の場合は
増台してみる価値ありです
この場合過去のプレイグラフにも掲載しましたが
客滞率を必ず見るようにしましょう
今は客滞率は死語に近いのであまり見ないデータです
ですがしっかり見るようにしましょう
ジャグラーの客滞率ですが
もちろん稼働やお店によってマチマチですが
目安にするとすれば
400%を超えているお店の場合
客滞に依存し過ぎです
これ以上客滞を上げてはいけません
客滞を上げずにイン枚数を伸ばすか、
今のイン枚数をキープしながら
客滞を下げるかの戦略を取りましょう
イン枚数を下げすに客滞を下げるという事は
客数は増えています。
これは設定を上げてもダメです
設定を上げてしまうと客滞が
基本的に今以上にどんどん高くなってしまいます
今度は350%以下のお店は
まだまだ十分客滞を伸ばしてイン枚数を上げる方法が取れますので
一旦は客滞を伸ばす戦略を取りましょう
ということはこの場合
稼働が伸びても客滞を伸ばしてるので
実際は客数は増えていないという事です
この場合は簡単にいうと粘らせるということですから
どうすればお客様が粘ってくれるか?
単純に設定を上げるだけではなく
いろいろな方法が取れます
次に8000~12000枚のお店
このイン枚数になると客滞率が基本350%は超えてなくてはなりません
ある程度の信頼があり
お客様は予め粘ってくれているので
基本的にはこのイン枚数からのAタイプ増台をお勧めします
但し20%の増台に留めましょう
それ以上の増台は逆に稼働割れを起こし
イメージが悪くなる場合がありますので注意が必要です
この場合ポイントになるのは
年配層ではなく
30~50代が好むジャグラーの増台をお勧めします
昼間の安定客層はそれほど大幅増は見込めないので
夜のジャグラー客を狙って行きましょう
そして稼働は1割ダウンで止める施策を施してください
次に12000枚~のお店
このイン枚数以上になると
BOXでの増台が可能のです
しかも年配層が好むジャグラーの増台が理想的です
そして稼働を落とさないためにも400%以上の
客滞率を3か月は維持してください
ここでのポイントは台粗利を意識しないという事です
ここで台粗利を意識し過ぎると失敗する可能性が高まります
しっかりお客様を遊べる環境
今まではほぼピーク時間は両隣お客様がいる状態
そしてピーク時間に来店したお客様は
台選びがほとんどできない状態です
そこのお客様が不満に思っていたことを
増台により改善できるので
まったりゆったり打たす必要があります
まずは客滞率を400%だけを意識して
設定調整しましょう
増台の目安は30%くらいを目安に増台してみてください
このクラスのイン枚数になると沖ドキなどの他のAタイプの増台も可能です
その場合は基本夜のお客様30~50代のお客様が
ターゲットのなるので
うちのお店のジャグラーは昼間はそこそこだな~
それよりも平日の夜と土日で稼働を稼いでいる
土日夜型で12000枚クラスの稼働を
構成している場合は有効な戦略です
この場合は下手にジャグラーを増台してしまうと
平日の昼間の稼働割れを起こすのでこういう他の戦略も試す価値ありです
以上のように稼働状況に応じて戦略はまちまちですので
お店に合った戦略を選びましょう