<業界コラム19>2月を迎えて、最大の課題は【スロットの稼働と台粗利】の確保・維持
有限会社トータル・ノウ・コネクションズ
代表取締役社長 高橋正人氏
■まずは、「現状」と「問題点」・・・その不安材料。
1月の旧規則機撤去を迎え、(一部を除いて)「6号機への転換」または「減台」となった。
更には、6号機への新台入替も活発に行われ、
【12月=13機種】・【1月=16機種】と新台リリースラッシュとなり、一気に6号機への転換となった。
しかしその後は【2月=4機種】・【3月=5機種】とリリース機種数も減り、
<新台入替>と言う【集客キーワード】の効力も減少しつつある現状です。
■スロット~『6号機だからダメ』論は、「間も無く消える」事になる。
ユーザー間でもよく言われる『6号機だから・・・』と言うマイナス発言がある。
釣られてホールさんでも同様な事が言われたり、意識されたりしています。
ですが、少なくとも【ユーザー発言】からは「間も無く消える」事となるでしょう。
では「間も無く」とは、『どの時期を指すのか?』・・・
「タイミング」として、私は【8月の盆前商戦】だと思っていますが・・・
ご存じの通り、「いよいよ6号機時代」に突入して、来店遊技されないユーザーは既にホールから離れており、
現在遊技されているユーザーは、『6号機の面白さを授受している』顧客層であり、
既に「6号機否定」のタイミングは終了していると思われます。
■対して、ホール側としては『どう、ユーザー支持を頂くのか』?
【ユーザーからの支持】と言う言葉は、『結果(平均IN枚数)は同じ事になる』としても、
そこに辿りつく為には【ルートが2つある】事を意識すべき時代になります。
一つは、<遊技機支持を活用する事>であり、
いわゆる【遊技機に依存する思考】とも言えます。
一例としては、「新台入替」もその施策の中の一つでもあり、
または「人気機種をより多く取り揃える」事も施策の一つと言えるでしょう。
もう一つは<店舗の支持率を上げる事>であり、
ユーザーからの【店舗選択の一つにランクインする】事になります。
この施策に対しては、多くの方が様々な施策と唱えていたりしていますが、
基本的な勘違いがあったりするので、簡単に触れておきたいと思います。
まず、把握しておくべき事は、【ユーザーの選択の思考】であり、『来店動機とは?』の答えになるかもしれませんね。
【ユーザーの来店動機と、店舗選択までの流れ】の「5段階」思考!
【(1)スロットを打ちに行く事を決める。
⇒(2)「勝てそう?設定はどうだろう?」等々の思考開始
⇒(3)打ちたい機種を思い描く。⇒(4)その機種がある店舗を探す⇒(5)数店舗ある中から1店舗を決める。】・・・と言う流れになる。
ここでの「店舗選択」重要なポイントは、『実は、(4)になる』と言う事です。
その事を脇において『(2)を頼りに集客を語る』と、最終的には「稼働維持はムリ」となります。
更にはその結果として「台粗利の確保・維持もムリ」となります。
<結果>:スロットの稼働と粗利の確保・維持に対して・・・
- 一瞬の集客施策は多々あれど、「稼働・粗利の維持」の為には【(2)のユーザーの思いに応える】だけではダメ!
- そもそもの前提条件で、『(4)のユーザーは「打ちたい機種」がある店舗に行く』と言う事を忘れてはならない!
この先のスロット稼働の安定に期待しています。