<業界コラム21>いよいよ始まる!?~スロット【6.5号機】時代の突入!?
有限会社トータル・ノウ・コネクションズ
代表取締役社長 高橋正人氏
■「新規則機=S機」と呼ばれて、『早4年目に突入』しました。
ご存じの通り、【2018年2月施行】の風営法改正から、基本路線として『射幸性を下げる』方向性に舵を切る「遊技機規則改正」が行われました。その後、パチンコは【2018年8月・Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW】が、スロットは(全国的には)【2018年9月・Sアメリカン番長HEY!鏡B2】のリリースから、いよいよ『新規則時代到来!』と言われましたね。
そして、スロットは【6号機時代】と呼ばれ、「6.0号機」⇒「6.1号機」⇒「6.2号機」⇒「6.3号機」⇒「6.4号機」⇒・・・と「内規変更・解釈変更」を繰り返し、いよいよ2022年夏に【6.5号機】と言うカテゴライズされた仕様が登場する事になる。
■ザックリと、「出玉性能」に関する、「内規規制の変遷」の流れ。
6.0号機・・・「有利区間=1,500G」&「有利区間=2,400枚(一撃のMY上限)」
6.1号機・・・「1Gペナルティ」・「疑似遊技の演出可能」・「ビデオリール機が可能」に。
6.2号機・・・「有利区間(上限)=1,500G⇒3,000G」に変更
6.3号機・・・(※メダルレス遊技機の機能可能となった)
6.4号機・・・「有利区間ランプ非搭載」が可能に。
6.5号機・・・過去の変更された内規プラス、「有利区間(上限)=4,000G」。「2,400枚規制の解釈が差枚数」に。
■そして、いよいよ?やっと?【6.5号機】仕様が登場する。
初登場機は「6月5日週」からの登場となる予定だ。更に「4月の保通協試験適合」も徐々に適合し始めました。この流れだと、「6月=3機種」「7月~盆前=5機種」程度が想定され、【6.5号機】のリリースに期待したいところです。
さて、その【6.5号機】ですが、はたして『6.5号機の仕様で(結果的に)射幸性は上がるのか?』。それに伴って『スペックの変更で、ユーザー支持率は上がるのか?』。結果として『ホール側は、導入すべきなのか?』が悩ましいところですね。
ユーザー側から見て、最大の注目点は「2,400枚規制が、吸込み枚数を含んだ【差枚数管理】になる」事の様ですが、それは即ち『出玉の一撃性体感が増える?』と言うイメージに繋がっていると思われます。
今後の【6.5号機に必要なモノ】としては、メーカーが開発した仕様による【その具体的な遊技性能】の作り込みと、結果としての【その射幸性アップしたと言うユーザー体感】の提供に他ならないと思われます。
今後の【稼働】に対して重要となる「一つのキーワード」に、【有利区間ランプの有無】があります。
<現在のユーザー>には、「5号機を経験されているユーザー」も居れば、「6号機から始めたユーザー」も居ます。当然「勝ち負けに拘るユーザー」も居ます。それら「全ての現在のユーザー」に対して『どう感じられるのか?』。それが『稼働にどう影響するのか?』。『どのユーザーに対して、どんな影響が出るのか?』等々・・・「未知の事案」であり、「未知の進化」ではありますが、十分な検討・検証・精査は必要だと思います。そして、その先にある近未来に対して、【情報の財産】として蓄積されていく事を願います。