<業界コラム24>
真実は誰も知らない
株式会社PSトータルサポート
代表取締役社長 北野良氏
いまや業界では6.5号機がいつ登場してくるのか?
いろいろ騒いでいるところです
早く差枚数規制登場が待ち遠しいばかりですが
以前プレイグラフにも書きましたが
ここでも触れておきましょう
まず発表されていること以外は
誰も保通協の試験内容は誰にもわからないということ
おそらくこうであろうという
推測でしかない
いかにも保通協の試験はこうですみたいな
コンサルタントには騙されないように!!!
まず今回の差枚数規制になぜ至ったのかについて
触れたい
そもそも2400枚規制とはなぜあったのか?
まず5号機の検査
でした
これが6号機になり
に変更された
しかも私は輪切り検査と呼んでいますが
1~400G
2~401G
3~402G
とすべての区間で①の出玉率に納めなくてはなりませんでした
おそらくこれが④までずっと続いているだろうと
6号機になってこういう検査になっているのではないか?と
考えるようになりました
そして新たに入れられた
②1600Gの下限40%上限150%
の検査が非常にやっかいだったと聞いています
もちろんこの②の検査もさきほどいった輪切り検査の対象です
1~1600Gでも
2~1601Gでも
必ずこの枠内に納めなくてはなりません
下限は大当たり差玉以外ですからほぼベースを考えて
ください
まずこの大当たり出玉という概念が有利区間で
獲得したメダルは大当たり出玉だという概念が
この5号機終盤から登場し
浸透しました
ということは
1600G×3枚=4800枚
そして上限の150%
4800枚×1.5=7200枚
7200枚-4800枚=2400枚
なのです!!
ようはこの②を追加されたことにより
輪切り検査をされている以上
4800枚の打ち込みに対して
2400枚しか出せなかったというのが
性能のMAXだったのです
これを2400枚の規制を掛けている限りは
型式試験に落ちることはないというのが
私見解です
ですから2400枚規制を掛けていれば
この②番で保通協の試験の不適合を食らわなくて済んだ
というのが私の見解です
この輪切り検査が6.1号機の途中から世間は6.2号機と呼んでいる
ところから
あれ?なんか検査緩くなってない?
全部の機種を輪切り検査してるわけではなさそうだぞ?
このおかげで6.2号機という6.1号機よりも
ハイスペックの機械が作れるようになりました
ですが自主規制で作った
2400枚規制が残っており
なかなかそれ以上を突破する機械が作れない
じゃあ出玉率試験さえクリアしてしまえばいいなら
今回のMYに自主規制を変更してしまえば
究極吸い込み
4800枚+150%2400枚=7200枚までは
出せるというわけです。
ですので、瞬発力はこの②が鍵になってくるでしょう
ですが
下限4800枚×0.3=1440枚は大当たり出玉以外で
返さなくてはなりません
この型式試験は役物比率の規定ではないので大当たり出玉は含みますが
ベースで30%以上7200枚-1440枚=5760枚ぐらいが
ほぼほぼ限界値になってくるのかと思われます。
5000枚を超える7200枚までの
スペックをどう作れるかが鍵になってくるでしょう
この値の機械を発売してくるメーカーがどこまでいつから
出てくるかが鍵です
※これはあくまで型式試験②を基準にしたお話です