<業界コラム11>パチンコ【ヘソ=3個賞球】と【ヘソ=1個賞球】は、異なる性能となるのか?

有限会社トータル・ノウ・コネクションズ

代表取締役社長 高橋正人氏

■「BY値」を語る時代は終わっているのに・・・今でも語る愚かさよ(涙)

最近になり、『ヘソ=1個賞球は・・・』とか、『ヘソ=3個賞球は・・・』と言うフレーズを、よく耳にする様になった。

伴って、『BYは8~10%で・・・』とか、【BY値を軸に語る】人が存在している事に驚きすら隠せない。

【そもそも論】として、パチンコ機では、通常時においての出玉性能とは、いわゆる【ベース値】になる。これは絶対であり、否定の余地は全く無い。そして、そのベース値を構成しているのが、「ヘソB値」と「他穴B値(BY)」の合算値になる訳だ。

つまり、【同じベース値】になる為には、(1):「ヘソB値」が低ければ「BY値が高くなる」。(2):「ヘソB値」が高ければ「BY値が低くなる」。ただそれだけの事であり、特段『BY値の管理が・・・』とか論議する程のモノでは全く無い。

■では、なぜ【ヘソ=1個賞球】と【ヘソ=3個賞球】の選択論議になるのか?

不思議な事に、ホールさんは『BY値が高い事が嫌いらしい』と最近感じる。

そしてなぜか、「ヘソ=1個賞球」の仕様でも、「ヘソ=3個賞球」と同等のBY値がお好みの様である。

その結果、「1個賞球」仕様機種では、【通常B値が下がる】事により、必然的に【千円スタート値が下がる】事になる。

そして『回っているけど出ない』『この機種は辛すぎる』とか言い出す始末。更に『やっぱり「ヘソ=3個賞球」が良いなぁ』とかのレッテルを張られてしまう。本当に愚かであり、悲しい現実でもある。

■ミドルスペックで再確認・・・【B=2%】=【出玉率=1.5%】=【S=0.1回】。

パチンコ営業での【粗利構築】は最重要課題であり、その為に必要な数字は【売上額】であり、その売上に直結するのが【稼働】である。つまり、「稼働を維持する」と言う事は「売上を維持する」事に繋がり、結果「粗利構築のしやすさ」となります。

<そこで再確認しておきたい事がある>

【B=2%】=【出玉率=1.5%】=【S=0.1回】・・・と言う係数算出がある。

これは、【通常B値が2%変動】すれば、【出玉率が1.5%変動する】と言う事で、そしてそれは【「S=0.1回」と同等の効力を持つ】と言う事である。そしてこれを、本来の【ベース管理】と呼びます。

この管理は、『ヘソの賞球数が何個であろうと変わらない』のですが、いかんせん「ヘソ=1個賞球」=「ヘソB値=6%」程度の場合、「BY値は20%程度」が想定されるのだが、この場合現実的に『BY値が下がりやすい』と言う現象が起きている事も事実ですね(汗)

でも、その結果 『千円スタート値が下がる』事になり、『ユーザーからの不評に繋がり』、そして『稼働の下降が始まる』事になります。よって、【安易なBY管理】などは意味が無い事を知って頂き、ヘソ賞球に関係無く『常に通常B値で考える・管理する』事を心掛けて頂きたいと願うばかりである。

それが、『稼働維持への最も近道である』から。

経費削減 × 入替作業の内製化

<パチンコ台> どんぴしゃパーフェクト × マジか × 傾ショック × 入替ナビ

<パチスロ台> どんぴしゃスロット × マジか スロット × 入替ナビ