<業界コラム>
広告宣伝規制という名の販売促進広告宣伝の怠慢化
株式会社PSトータルサポート
代表取締役社長 北野良氏
どこの店舗も似たり寄ったり
少しいいお店はありますがそれ以外はほとんど同じくらい
ずば抜けてここが強いというお店が少なくなりました
それだけどこも新台入替だけで特徴がなくなってきているということでしょう
お客様は何を望んでいるのか?
もう一度パチスロ担当者、責任者は考える必要があるのではないでしょうか
つまらない営業からの脱却
店長やパチスロ担当者の皆様は
毎日楽しく仕事をしているでしょうか
お店に出勤するのがわくわくドキドキしているでしょうか?
毎日の作業に追われ日々のルーティンワークに追われるだけの
毎日を過ごしていないでしょうか?
スタッフや幹部がわくわくドキドキしてないホールは
お客様も同じです
そうなるとお客様は
地域一番店に足が向かうことになり
大型店のある1店舗だけが稼働が良く
他のお店はどこも似たり寄ったりになってしまいます
安定を求める高年齢層が多いパチンコならまだしも
パチスロユーザーはまだ中年層若年層が多い市場です
ですからもっとアイディアを出し差別化を測って行かないと
その地域一番店がまだ一番稼働が良く
景品金額が出るので出玉感もほかの店舗は敵いません
余計にお客様が偏ってしまいます
販売促進費、広告宣伝費
まだまだ我々の業界は販売促進費、広告宣伝費の
使い方が正直に言って下手です
新台入替頼みの傾向が強い
私は射幸心を煽れと言ってるのではありません
あくまで法令順守です
レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのかという本にあるとおり
販売には製造よりお金がかかる
コンビニエンスストア価格275円のうち183円は
販売促進費、広告宣伝費だと書かれています
トヨタも広告宣伝費が2000億円だったころから
プリウスやレクサスブランドを立ち上げ始めた時期から
気っ気に4000億に増加しています
レッドブルの街頭販売促進やプリウスのCMなどは
皆様の記憶にもあるのではないでしょうか
かといって我々の業界ではテレビCMは
いろいろな制限がありそこまで出来ません
ですができることはたくさんあるということです
- 野立て看板の重要性
- 街頭でのビラテッシュ配り
- アド広告(ネット)の重要性
- 店内販促物の強化
ここが特に重要です
お客様があと1000円使ってもらえるためにはどうすればいいか?
出そうな雰囲気とはなにか?
他店にはない差別化は出来ているか?
自分ならこのお店で打ちたいか?
射幸心を煽るではなく販売促進は出来ているのか?
弊社ではある一定の目安に乗っ取って
販売促進費広告宣伝費の目安を決めています
1か月の台粗125000円以上は台5000円
100000円以上は台4000円
75000円以上は台3000円
50000円以上は台2500円
を目安にしています
例えば200台のパチスロのお店で
1台当たりの月間台粗が125000円を超えている場合は
月平均1000000円の販売促進費広告宣伝費を掛けましょう
これはパチスロの販売促進広告宣伝費です
レッドブルに比べるとどれだけ少ないかがよくわかると思います
あくまで役人みたいに使い切ることが目的ではありません
この数字は長年弊社が経験値から導き出した平均値に過ぎません
もちろんこれ以下の広告宣伝販売促進費で行っているお店も沢山あります
あくまで平均値です
ですがもし読者の中に
思ったように稼働や利益が上がらないというホールの方が
いらっしゃったら
無駄な機械を少し買うのをやめて
一度販売促進広告宣伝費を見直してみては如何でしょうか?
スケールメットでなんとか地域一番店と遣り合えるなら
是非ともここを再強化しましょう
著しく射幸心を煽るのではなく
企業としてお客様に何を訴えかけていきたいのか!
出来ることは何なのか?その出来ることはやるという姿勢
特にパチスロユーザーはこの部分に大いに響く傾向があることをお忘れなく